旧きを知り新しいことを思う

ラテンのトビラ

なんだか物々しいタイトルとなってしまいましたが^^;

先日、2夜連続で偶然にもラテンレジェンドのライブや映画に接する機会がありました。

ラテンミュージシャンのレジェンド、Eddie Palmieri (エディー・パルミエリ)のライブと、サルサの誕生をドキュメントタッチで紹介したラテン映画の至宝、Our Latin Thing (アワ ラテンシング)の鑑賞会でした。

エディー・パルミエリの若かりし頃のライブ映像

 

アワ・ラテンシングの一部映像

サルサの誕生は意外にも若く1970年代です。

もちろん突然誕生したのではなく、それまでの音楽の様々な要素を取り入れた新しいスタイルのジャンルとしてできた音楽を「サルサ」と名付けたところから始まります。

同じころ、ロックやレゲエなども誕生しています。

その誕生には、当時の時代背景や人々の暮らしがベースにあったことは間違いありません。

低迷する経済、長期化する戦争(ベトナム戦争)で黒人やヒスパニックなどの移民の多くが問題に直面しその状況に立ち向かうエネルギーの音楽的な表現がロックやサルサであると。

そう考えると、その音には当時の様々な要素が入っていると考えられます。

サルサもPOPミュージックの一ジャンルですので、時代や土地土地の要素が入り込んでその後も変化をしています。

このようなことを踏まえ個人的な意見として、

「サルサとは、変化を体現するエネルギー」すなわち「熱狂」といえるのではないかと思っています。

80歳を超えても現役最前線でピアノを叩くエディー・パルミエリと映画「アワ・ラテンシング」でこのエネルギーを実感したのでした。

このエネルギーの中身は時代とともに変わっていてもその熱量は変わらないでいてほしいと私は思っています。

日本テイストなラテンが、サルサができないものか?とも