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Pedro, Mika , Kentaro サルサを語る!! その4
2016年7月28日 ダンススタジオカッシーノにて
協力:すえめぐさん by クラウドワークス
インストラクター、DJと名乗るあるいは呼ばれること
Mika:一番最初に今日健太郎さんがお話ししていたみたいな、自分からオーガナイザー側にギャラを言わなきゃいけないとかっていうのって、やっぱり個人で仕事しているというか、本来あるべきダンサーというアーティストが、アーティストじゃないからそれができるんですよね。
本来あるべき人は、マネジャーが間にいるし。要はマネジャーが食べていける分だけのお金も入らないといけないから、もともと金額が変わってきちゃう。イベント側も、もともとお客さんから取る金額は変わってくるべきだし。
だから、おおもとが成り立っていないと。
Kentaro:あと、例えばインストラクター、あるいはもう1つ気になっているのはDJなんだけど、両方とも「インストラクター」「DJ」と言っているじゃない?
それで思うんだけど、インストラクターって、例えばPedro、Mikaさん、あるいはMitsueさんというちゃんとした人もいれば、その辺で酔っぱらって教えている人だってインストラクターです。
Mika:いるよ。YouTubeでネタ仕入れて、そのまま教える人。
Kentaro:それを同じインストラクターという言葉で言っちゃうのは本当俺は失礼だと思っていて。
Pedro:普通職場で、「おはようございます。1杯飲んでから仕事します」って言う人、いないですよね?
それを子供を連れてどこかのイベントに行ったとしたときに、親も子供も見るわけですよね。何かこう大の字になってフロアに寝転がっている先生がいたりとか。
フロアってすごく、舞台にしても大事だと。JSCにしても、あれだけいい舞台用意していただいたとしても、舞台監督とのお話であったり、照明とのお話であったり、
どういう曲のタイミングでいくのかとか、その舞台に上がってから練習する人もたくさんいたりしますし、最初のうちはそれでもいいと思うんですけど、何かやっぱり、うーん…。
Kentaro:すごい失礼だなと思っているんだよね、本職の人に。DJも、今サルサの曲をパソコンに入れて適当に流して「DJ」と言っている人が結構いるじゃない?
だけど、サルサでちゃんとやっているDJってどこまでいるのかって、すごく不信感持っているんだけど、じゃ、渋谷のクラブとか、DJで稼いでいる人がいる。その人がやっていることと同じ言葉でくくっちゃっていいのかなと思うんだよね。自分としては、DJじゃなくてミュージックコントローラーとか、そういう名前にしてほしいなと思うこともあるんだよね。だって勝手に流しているだけなんだもん。
あるいは客の要望も聞かないで、「俺この曲嫌いだから、絶対かけない」とか、そんなの自分のエゴをやっているだけであって、プロでも何でもないよ。やっぱりプロはお客さん見て。
Pedro:サルサのDJの人にプロっているんですか?
Kentaro:ほとんどいないと思うんだよね。だから何か、あの表記はやめたいなとすごい思っているんだけど。
Mika:そうだね。だって、ミキシングも何もしない。
Pedro:しないですね。
Kentaro:単に曲を。
Mika:次から次へと途切れないように。
Kentaro:――というと、「いや、違う。こんなに調べて、こういうことをやっているんだ」と。いや、もちろんそれはわかるよ。だけど、何か変なこだわりがあるとか、この顔ぶれ見ていれば、この曲が一番わかりやすく盛り上がるでしょう。あんた嫌いかもしれないけど、かけてよと。だけどそれをかけられない人が、結構俺はいるような気がするんだよね。
Pedro:それはさっきのインストラクターの話と一緒ですね。
Kentaro:で、サルサを教えている人でも、何かそんな感じじゃない?
自分はxxスタイルが好きでxxスタイルしか習っていないから、xxスタイルしか教えられません。それでインストラクター?って思うんだよね。on1もon2もキューバもルンバも、とりあえずちゃんと理屈もわかっていますと。
うまくできるきどうかは別にしても、こういうふうに勉強はしていますと。で、その中でxxスタイルをメインにしてやっていますというんだったらOK。
だけど、いや、知りません。xxスタイルが好きだからって。それしか教えられませんというのは、インストラクターとして認められないなと思う。
Mika:やっぱり聞かれたときにある程度、それが専門じゃなくても、いや、ここの使い方の違いはこうだから、こういうふうになりますと言えるぐらいは必要だと思うんですよね、専門じゃなくていいから。
でも、そこは難しいですよね。今のサルサ界の現状だと、どうしても副業の人のほうが多いから。イベンターとかにしても、そっちの人のほうが多いから、そっちの価格に引っ張られちゃう。
前も健太郎さんがおっしゃっていたみたいに、どのイベントもコンテンツ自体が変わらないし、出演者も変わらないから。
Kentaro:そう。やっぱり安いほうに流れちゃうでしょう?
Pedro:でも、それを嘆いているのも終わりにしたいですね。
Kentaro:だからこういうことをやって、新しいものをどんどん出してきて。
マネジメントの重要さ
Pedro:いいダンサーがそこの団体に所属する意味もちゃんとつけていかないと、さっきMika先生がおっしゃっていたみたいに、お金の値段交渉自体をそのダンサーたちがするとかということも、やっぱり団体がそういうふうにまとめてやってしまうとか、それで外からオファーが来たのもまとめて、全部、ダンサーに、じゃ、あなたこっち行ってください、あなたこっち行ってくださいって、それであなたはこの金額で、あなたはこの金額でみたいな。それで団体も成り立っていくようになる。
だから結局はもうコンテンツとして育っていかないとダメだし、マネジメント自体も育っていかないとダメだし、そこで言っていたプロ、アマというものの線が少しずつ引けていってという、さっき健ちゃんが言っていたみたいに、言葉を変えたからとかではなく、そこに明らかな線がちゃんと引かれている。
ここでDJといっていても、こっちのプロの団体の人たちからすると、それでいいんじゃない? と言える、その状態がいいような気がします。
というのは、これも1つの窓口であるから、それを何かする必要はないかなと思うのと、それは自分たちの立ち位置がはっきりしないから、多分これに引っ張られるんだと思うので、そこはやっぱり。
数年前とかだったら余裕がないので(今もないですけど)インストラクターがどうとか、新しい方がどうとか言っても、体なんかを見ていると、どれぐらいやっていけるのかなというのは、ある程度やっぱりMika先生も読めると思うんですけど、
そうしたときに、何かその人たちが幾ら大きなことを言っていても、いいんじゃない?と思えるようにもなってくるんですよね、だんだん。
だから余計もこういうことも多分できるようになってきたんだと思うんだけども。だからこそ今、そう思える人たちで何か進めていかないと、余裕のない人間たちでやったって、余裕がないんだから。
Mika:この間のあれがいい例。(イベント展示の)見本市行ったときに、勉強になったのは、出展者にオスカー〔プロモーション〕が出ていたんですよ、(タレント)プロダクションとして。
健太郎さんが、「あ、MCさんもいるんですか?」とか言って、「MCさん、幾らですか? かわいい子いるんですか」って。「いますよ。うちいっぱいいますよ」みたいな、すごい、このおじさん、営業うまそうだなと思いながら、横で立って聞いていたら、「幾らですか?」「一番下で10万からですね」みたいな。そうですよね、みたいな(笑)。
Kentaro:ランクが分かれていて、誰でも知っているような有名な人は、多分100万レベルでしょう? 一番下は10万からです。ああ、やっぱり10万だよなって思ったよ。だけど10万なりの人材を育てているんだよね。
Mika:だから何かそこで、そう、私たちもこうあるべきだよねとちょっと思ったのは、すごくいい例だったのは、誰でもオスカーは知っているけど、ああいう会社組織って、一番下で10万じゃん。
でも、それに見合うクライアントしか来ないんだよね。それでいいよって。それよりももっと高い、このクラスのMC送ってとかという、企業と企業だから、個人単位の細かいことにいちいち言わないというか、そういう人と関わらなくていいから、問題もあまり起きない。
もう条件でいきますよという。だから、本当は仕事ってこうあるべきだよねって。
Kentaro:実際に担当はいろいろ関わっているのいるんだろうけれども、ただ、仕組みとして、じゃ、モデルの予算で50万、MCの予算でそのうち10万だから、じゃ、10万の人でいいよ。
だけどやっぱりそこは10万という単位という見方があるから、それを「すみません、2時間なんで、1万円しか払えないんです」というのは、そもそもオスカーに行かない。
だけどやっぱり彼らは2時間で10万円のことをやるMCをしっかり育てて、そこらお金かかっているから、原価3万円でも5万円でも10万からって言えるんだよね。
Mika:そこに絶対に恥かかないだろうというか、安心して送れるところで10万。きっとその下の子もいっぱい、まだ育てている途中の子いるんだろうけど。安心を売るというか。
商品としてのサルサという視点
Kentaro:商品だもんね。よくも悪くも商品という視点が絶対あるから。
例えば本当、うちなんかはそういうイベントやっているわけだから、やっぱり見方としてはサルサも商品として見た場合に、ほかの人はどう見えるんだというのはすごく重要だと思うんだよ。
それを、この人がやっているからよく見えるとかって。それはもちろん踊りだから、人がやっているから、属人性はあるんだけれども、あまりにもそこが属人的過ぎると、Mikaさんが一番最初に言った、プロはちゃんと平均をキープできなくちゃいけないという。
それもすごく通じることだと思うんだよね。変な言い方をすれば、商品でもあるわけだからさ。
それを本当にちゃんとしたパッケージをつくって、それに見合う中身にしたいのもあるし、もちろんパッケージもつくりたいと思うし。
Mika:今はね。もしかして遅刻するんじゃないの? とか、そんな心配が(笑)。何かそういうのがね。
わかりやすく言うと、そういうオスカーみたいな、その価格帯でできるような会社みたいなアーティストが送れるような体制がサルサ業界にもあると、すごくアーティスト側も自分のやらなきゃいけないことに専念できるし。
外部環境が激変している今。。
Kentaro:だから、そういう仕組みがちゃんとできばいいよね。
法律が変わって、学校教育に入って、インバウンドが増えるというのは、もう本当に、外の世界がどんどん入ってくる。ものすごい、虎視眈々とねらっているからさ、ダンスのことを。
だから場合によっては、俺らがこんなもたもたしていると、大手がガバッと入ってきて、じゃ、サルサっていって持ってっちゃう可能性だって、全くゼロじゃないとは思うんだよね。
彼らは何千万、何億の金出して、でかい舞台つくって、私たちサルサやっていますって、全部ばっと持っていかれちゃう可能性だってなきにしもあらずなんだ。
そこにうちがサルサの後ろで(下請けで)やりますよみたいな仕事でもあればなというふうにも思っちゃっているから、そこは本当に、環境が変わっているというのは、それこそ我々自体はある意味楽天的に考えるべきだし、ある意味本当にもうちょっと真剣に競争相手が増えるんだということも考える必要があるかなと。
Pedro:自分たちの意識をいいかげん変えないと、何となくサルサとかペアダンスというのは特殊だというのは、自分もそうだけど、頭のどこかにある。
だからそういうふうな話が来たとしても、別に自分は大丈夫だとどこかで思っている。でもそれも、実際にはそうではなくて、結局やっぱりそれ自体を自分たちから変えないと、大きなものが動いたときに、自分たち多分ついていけない、このままでは。
だから、ついていける状態にしておいてあげないと、若い人たちに教えていたときに、この子たちの先はどうなるかなって、そればかり悩まされます。
Mika:あと、そういう大きなお仕事いただいたときに、やっぱりフルタイムで働いている人がいないと対応できないんですよ。
何かのミーティングといったときに、向こう10人体制で出てきて、こっち2人みたいな。いや、2人じゃとてもこなしきれない量なんだど、みたいな。
そういう意味でも業界大きくしていきたい。そういう大きなお仕事もやりたい。
でも、フルタイムで働いている人がいないとなると、もう論外になっちゃうから、そういうのもちょっと増やして。
Pedro:私フルタイムで働いているんですけど、フルタイムで東京にいないんですよ。〔笑声〕
Mika:でも、きっと先生も同じだよね。この話受けたいと思っても無理、みたいな。
Kentaro:全部自分でやらなくちゃいけないからね。
Mika:回しきれなくなっちゃう。
Pedro:本当そうです。時間がないというか。
Mika:それが何か、金額が大きければ大きいほど、規模が大きければ大きいほど、どうしてもね。担当分けになって、足りなくなっちゃうから。
Pedro:私そんな規模の大きいの来たことないんで、大きいの来たら言ってください。〔笑声〕
Kentaro:「見たことない数字ですね。やりましょう」みたいな。
一人ではできないが、今とにかくやらなくてはいけないこと。
Pedro:でも、今まで1人だとどん詰まりだったので、どっち向かっていこうかなって、そればかり悩んでいたんですけども、こういうミーティングを前回からやらせていただいて、気分が楽に私はなったんです。
何か思っていたことを1人で全部やる必要はないのかなと思えるようにちょっとなって、以前は学校も1人で全部やらないといけないと思っていたんですけど、そういう気分ではなく、何か既存のある団体でもいいですし、新しく団体をつくるでもいいですけども、何かその中で自分の役割が果たせたらなと思えるようになってきたんですよね。
今は元気なので、体も使うし。やるなら今。
もう本当に迷っているではなく、最初のはどういうふうになるかわからないんですけども、やらないとどういうふうになるかわからないので、まずやってみる。すべて。
今案にあるものはすべてやってみる。それをまず、近々にあるものから徹底的にやっていくということの癖づけをすると、集まって話し合って、これはダメ、これはダメという意見が風通しよく。2人(Mika, Kentaro)が綿密によくお会いしているようですので。
Mika:東京だから。
Kentaro:そうそう。
Pedro:Mikaさんはフィアンセができたというのに、大丈夫なのかなという。私はそっちのほうが心配ですが。〔笑声〕だからこそ多分、進めていこうという意思も強くなっていると。1人だと、これやりたいと思っても、やめておこうかなって。
Mika:何かどうしていいかわからなくなるんですよ。
Kentaro:そう。やっぱり話ができて、自分だけじゃない視点でいろいろ物事を言うし、見てくれているし、、今まで俺も抱えがちでぐしゃってなっていたんだけど、やっぱりどんどん外に、人に相談してみて、無理だったら無理で別な人に振ればいいし、別な形に変えればいいし。
今までのサルサの(人の)中で話をすると、自分が間違っているかなという、それこそ本当にコンペの審査員にフィードバックもらったときじゃないけど(笑)、迷う。
それが今までの中での話。だけどたとえばフルタイムで働いている人たちと話をすると、やっぱり当たり前のことをやろうとしている。
で、大事なことを踏まえている。昨日Mitsueさんと話をしていてもそう思った。
彼女もすごく考えていて、言っていることは一緒なんだよね。本当に同じことを言っているから。
だから何か、場所をつくって、みんなで意識を、年に2、3回でもいいけど共有できる場所があれば、それぞれでまた動いていろいろできたテーマをまた持ち寄って、今度こうしよう、ああしようと。そういう事をやるのは絶対必要かなと。
Pedro:必要だと思う。だって、コンペで審査員として集まってたりとか。みんなと話したときに、何かあのとき(コンペティションのとき)に思ったのは、ちょっとほっとしたのは、今回のコンペ終わってから。
みんな大事に思ってくれるんだなと思って、それを。それが何か1人だと、思っている人いるのか? というふうになりがちだけど、何か、みんな思っているんだなと思っただけで、全然やっぱり、続けていこうって思えるし、
こういう話、こういう機会は、座談会形式で進めていくというか。
Kentaro:それこそ昨日Mitsueさんと話したときに、ニーダ君が、あっ、今の話、載せましょうよと言ってくれたんだけど、自分でもいいし、今度Pedroが誰かと話をして、それをまたMikaさんが。何かそういうのを。
Pedro:シリーズ化したらいいですよ。
Kentaro:やろうよ、やろうよ。
Pedro:座談会で、ここの3人は決めたほうがいいと思うんですよ。ずれないこともあるし、みんな三様の意見があるので。ここに誰か来ていただいて、
こういう座談会形式で、今回のゲストはこういう人というのをしていくと、見ている人も、自分の先生が出たりとか、自分が憧れているダンサーの方が出られたりとか、先生だけじゃなくいいと思うんです。
DJの中でもいいし、コンペティターで活躍しているHIDE君とか。
彼は先週話して思ったんですよ。あの子、いい子だよねって。でも、出ているだけだとわからない。
すごく踊りとしては舞台の踊りをするので、あの人柄には――本当に思っていたんですよ。この子うちのイベントにも呼びたいなと思ったのは…
Mika:ありがとうございます。
Pedro:いや、何かね、自分どっちかというと技術のほうはあまりよくわからないので、それこそサルサのいいところっていうものを特化したときに、持っているものがそのまま出てくること。
そうしたときに、やっぱり彼のことをもっと知らせてあげると、ファンはもっと増えると思うんです。もうちょっと前に出したいなって。
ギャップっていいじゃないですか、彼の。踊っているときのあれと、普段のちょっと物静かな感じの。で、ちゃんとものも考えているし、人の目はちゃんと見て話せる。
あのまま置いておくのはもったいないなと。だからそれを前に出して、じゃ、スタジオカッシーノであったり、ジャパンカップのことがもっと知れる。
Mika先生1人の体で伝えていくのは大変だと思うし、私も自分のところの若い子たちをMika先生に預けることによって、私も多分、自分の宣伝にもなるだろうし、使っていただくことによって、
本人たちもそれをよしと、この世界をどういうふうにしていかないといけないのかって、
こうやってほかの先生もみんな思ってくれているんだな、みたいなふうに思って、安心すると思うんですよ。
HIDE君なんかでもそうだけども、自分はもう、見守っていきたいなと思うんですよ。
若いし、同性同士だから余計に伝えられることも多分あると思うので。
だからといって「とってしまう」とか、そうではないんですよ。そういうことでは話もできないし。
情報の共有、人材の共有→サルサ町内会
Mika:みんなが見守りながら、みんなを育てればいいんですよ。
Kentaro:子供って多分そういう存在だと思うから、我々にしてみたら。あなたの子じゃなくて、みんなの、昔の町内会ってよくあるけど、そういう。
Pedro:そうそう、「町内会」でいいと思うんですよ。
Kentaro:あそこの親父、うるさいけどね。でも、たまにいいこと言うんだ。飴くれるし、メシおごってくれるしさ、――というのでいい。
Pedro:田舎から出てくる子たちばかりなので、東京って、思って出てくるときに、自分1人ではとても見きれないというのもわかっているし、管理もできないしといったときに、町内会でみんなが何となく、ダメなことをしていたら、それダメだとはっきり言ってほしいんです。
Mika:「ちゃんと挨拶しなさいよ」とか。
Pedro:そうそう。本当そうなんですよ。それがないと、結局その子たちは、この先生の言うことは聞くけど、この業界のことは関係ないってなってしまう。
そういうふうにはしたくない。だからみんなが守っていれば、多分この子たちも業界のために働くと思うし、そうい意味でも、HIDE君なんかはええ子やなって。
帰ってうちの生徒とかにも言っていたんですけど。あの子ちょっと出さなあかんみたいな話していて。でもやっぱり、みんなに聞いたら、知らないから、「そうなんですね」みたいな話になって、それなら踊りをもっと見てみたいなとか。
大きなメディアを使えない私たちの現状は、そうやってファンを増やすしかないと思うんですよ。
Mika:だから何かそこで先生同士がすごい小さい話に取り合わないとかじゃなくて、いいじゃん、みんなでアドバイスすればって。
Pedro:だって、その子がイベントに来たらお客さんが来るということは、本当にお金を払える。
私たちもお金を稼ぐという。それこそさっきの線がはっきりしてくると思うんですよ、このイベントにおける。
町内会がちゃんとしていれば、そういうことも言えて、教育として成り立っていくと。
Mika:そういう若い子たちを育てるのに一番いいのが、このコンペなんだよね。モチベーションを上げやすい。次は何位をねらおうね、みたいな。
Pedro:その先もつくっていかないと、すぐ下がっていくばかりだから、今からそれも考えて。
Mika:Pedro先生のさっきのアイデア、いいかもしれない。必ず1人誰かゲストを入れて話していくと、みんなを洗脳じゃないけど、こっちの流れにどんどん巻き込んで。
Kentaro:だから、シリーズで続けましょうよ。
Pedro:1人が入ってきたときに、自分たちの方向性と合うか合わないかの判断も多分しやすいと思うので。
Mika:これが1対1だと、どうしてもそっちの話も聞いて、ああ、そうですねと。1人1人が話していくうちに、また話が変わっちゃってみたいな。
Kentaro:あと今回、自分が1つポイントにしているのは、今回敢えてこういうふうに録音しているのは、この話を表に出したいんだよね。
今、こんな話をしているんだよということを個々には伝えているけれども、それをメディアとしてちゃんと前面に出せば、じわじわと伝わっていくんだと思うんだよね。
あっ、Pedro先生、あそこで(このサイトで)ああいうこと言っていたな。
私見た。そういうこと(このサイトの発言)を思いながら、今私にこの話をしてくれているのかなというふうに。
プライベートではこうやってみんな話しているんだけど、なかなか表に出す機会がないから、やっぱり表に出したんだ、こういう話。
Pedro:出したことによって、自分たちも責任を負うことになるから、「進めていかないといけない」と言ったときに、進めないといけないと本当に思うし、こうなればいいな、ああなればいいなと思っている自体はもうどこかに置いておかないと、
なかなか健ちゃんみたいに、60になったら引退したとか、ボケかみたいな。〔笑声〕
来年末には、コンペティションのグランドファイナルやりましょう!!
Mika:もう1つ言いたかったのは、前、健太郎さんが言っていた(コンペを)グランプリ形式にして、みんなが交代でどんどんやっていきましょう、みたいな。
Kentaro:それはさっきのジャパンカップの話じゃないけど、それぞれの大会で性格づけがあると、それそれの大会優勝者が、最後に12月、大みそかにグランプリ大会ねらいますみたいな、そういうのがすごい夢。
Mika:それこそ地方でとか?
Kentaro:地方で持ち回りで開催するとか。
Mika:みんなが行けばいいし、半分旅行になるし、何かそういうのも。
Kentaro:テニスのトーナメントみたいな。
Pedro:逆に地方に持っていったほうがいいかもしれないね、確かに。そういう特別なものもあるし。地方も活性化する。受けるほうも頑張るし、ここも頑張ると。いいかもしれないですね。
Mika:来年1回ぐらいそれができたらいいんだけど。
Pedro:じゃ、今から準備していかないとできないと思うので、グランプリをするとして。
Mika:幾つか地方の会場あったじゃん。
Kentaro:神戸もあったよね。神戸のすごい大きなビルの、全体がそういうコンベンションビルみたいなやつで、一階がすごい大きな。
Mika:アトリウムみたいになっていて。
Kentaro:そこも自由に使えますよというPRを(幕張のイベント展示会で)やっていたんだよ。
Pedro:どこ?
Kentaro:埋立地のほうだったと思うけど。
Pedro:ポートライナーのところだから、国際何とか何とか、あるある。〔神戸コンベンションセンター〕。
Kentaro:ああいう場所だったりとか、グランプリファィナルはやりたいのね。
Mika:やりたい。来年絶対やりたい。
おしまい